子供が小さいころから始める資産形成法

2020年10月14日(水)

 

 

 お子さんが小さい時から支出を減らして貯蓄を増やし始めるのは、安心な家計を築くうえで非常に有効です。超低金利の現状では、預金をしてもインフレ率が金利を上回り、お金は実質的に減っていってしまいます。現時点では預金はお金が減っても安全を優先したという方以外にはお勧めできません。

 かといって株式への投資は、投資に関する知識と経験があり、相場の動きを頻繁にチェックして売買できる方でないと、一時的に儲かったとしても、長い目で見ると損をするリスクが高くなってしまいます。

 以上の点から一般の方にお勧めできるのは①国債など債券への投資か②投資信託への投資です。①の国債、地方債などへの投資は、金利は高くはないものの、預金金利よりは高めで安全性は高くなります。社債は国債よりは金利は高めですが、会社が倒産するなどのリスクもあります。

 ②の投資信託は複数の投資家から集めたお金を株式や債券など様々な投資先に分散して運用する金融商品で、様々な種類の商品が用意されています。投資対象や、地域などが分散されますのでリスクも分散され、元本割れする可能性もありますが株式投資より安定した資産運用がしやすくなっています。日経平均やTOPIXなどのインデックス(指数)と連動するように設計されたインデックス型の投資信託を選択すれば、これらの指数の伸びとほぼ同率で資産を増やすことができます。投資信託をNISAやつみたてNISA,確定拠出年金個人型(IDECO)などの税制優遇措置を利用しながら運用するのが現時点では一番有利な資産運用といえそうです。

 投資購入する際に注意すべき点は販売手数料と信託報酬(運用手数料)が高くない商品を選ぶこと。最近では販売手数料が0のノーロード型や信託報酬が安い商品も増えてきましたので、いろいろ比較しながら商品選びをすることが大切です。

 

  |  

新着情報

ブログ