死亡保障は十分か?余分な保険料は払っていないか?
65歳まで入っている保険料月額35,000円の定期保険を、60歳までの共済に替えたいが・・・・このような場合はどのように考えればよいのでしょうか?
生命保険は大きく分けると
①死亡保障を行う定期保険など保障型のもの②資産運用として利用する年金型の保険③医療保険などとなりますが、
①の大きなチェックポイントは、・十分な死亡保障をしているか・保険料を必要以上に払って家計を圧迫していないかという点になります。この観点では月額35,000円はかなり家計を圧迫しかねない額となっています。また、このケースでは、死亡保障額が過大になっていました。このため定期保険を解約し、共済で必要保障額をカバー、保険料を削減して老後の暮らしに備えようという基本的な方針を提示しました。
保険料は少し削減するだけでも、長期に支払うものなのでキャッシュフローに与える影響は大きく、必ずチェックするポイントです。ネット保険、、共済は保険料が割安な傾向があります。
死亡保障を65歳までにするか60歳までにするかの判断についてですが・いつまで死亡保障が必要なのか・60歳以降働くのか・家計の余裕はどのくらいあるのか、などによって変わってきます。基本的には高年齢で保険を切り替えると保険料が上がりますので65歳まで死亡保障は必要と決めていれば65歳まで保障の商品にした方が得なケースが多いのですが、60歳で不要になりそうと判断する場合には60歳までの商品にした方が保険料は安くなります。
②の年金型は保険料とリターンを計算し、他の投資(投資信託など)とより有利かどうかなどで判断してゆきます。金利が低い現状では年金型の保険はセールスで苦戦しているようです。
③の医療保険は、その人によってどの程度必要か考え方に幅が出がちです。ただ、入院日数が近年短くなる傾向が強い事、高額医療費制度なども考慮に入れた上で判断することになります。保険のきかない高度医療を保障する特約なども考慮の対象となります。
いずれにしても、保険は入る人の価値観によって必要額が変わってきますので、お客様の価値観をよく伺ったうえで、適切な選択肢を提示させていただいています。